バカラをやっている人なら、一度は思ったことがあるはずです。
「そろそろプレイヤーじゃないか?」
今回の話は、私が実際にHOLLYWOOD ONEで経験した話です。
結論から言うと、この日は約200ドル負けました。
そして、バンカーは15連続しました。
私が今まで見た中でも最長記録です。
ただ、負けた原因はバンカー15連ではありません。
「そろそろプレイヤーだろう」
「今度こそ止まるだろう」
「ここまで来たらバンカーだろう」
そう考えてしまった私自身でした。
その日は特に何かを狙っていたわけではありません。
電子バカラの画面を見ながら、コーヒーを飲んでいました。
バンカー。
バンカー。
バンカー。
3連続くらいなら珍しくありません。
4連続も普通にあります。
だから、この時点では何も思っていませんでした。
5連目。

ここで少し気持ちが動きました。
「前回も5連続後にプレイヤー。ってことはそろそろプレイヤーじゃないか?」
今思えば、よくあるギャンブラーの考え方です。
私はプレイヤーへベットしました。
結果はバンカー。
負けです。
まあ、まだ5連です。
そう自分に言い聞かせました。
タバコを吸って、少し休憩です。
そして画面を見ると、まだ続いていました。
バンカー。
バンカー。
7連目です。

ここでまた思いました。
「今度こそプレイヤーだろう」
私は再びプレイヤーへベットしました。
結果はまたバンカー。
負け。
少しイライラしてきました。
ただ、不思議なことにワクワクもしていました。
どこまで続くんだろう。
そんな気持ちもあったのです。
10連を超えた頃になると、卓の空気が変わり始めました。

HOLLYWOOD ONEの電子バカラは、誰かがベットしないとゲームが進みません。
しかし、ここまで来ると誰も簡単にはベットしなくなります。
画面を見る。
誰も押さない。
少し沈黙。
また誰かがベットする。
そして結果はバンカー。
そんな状態が続いていました。
今振り返ると、この時間が一番面白かったかもしれません。
12連を超えた頃には、完全に感情がおかしくなっていました。

負けているのでイライラしている。
でも続きが見たい。
早く止まってほしい。
でもどこまで続くのかも気になる。
イライラとワクワクが交差していました。
気付けばタバコを吸う本数も増えていました。
灰皿の吸い殻も増えていきます。
もう冷静ではありません。
そして15連。

私が実際に見た中では最高記録でした。
もちろん、15回すべて逆張りしたわけではありません。
途中で様子を見たり、休憩したり、また入ったり。
それでも結果的には約200ドル負けていました。
約0.0008%
そして迎えた16ゲーム目。
ここで私は考えました。
今まで散々、
「そろそろプレイヤーだろう」
と思って負けてきました。
だったら今度は逆です。
順張りです。
私は本気で思いました。
「ここまで来たらバンカーやろ!」
そう言いながら、バンカーへベットしました。
結果。

悔しいとかではなく、本当に笑ってしまいました。
ここまで逆張りして負けて。
最後は順張りして負ける。
結局どっちなんだよ。
そんな感じです。
今振り返ると、負けた原因は15連ではありません。
「そろそろ」
「今度こそ」
「ここまで来たら」
そう考えてしまった私自身でした。
バカラは確率のゲームです。
しかし、実際に連続を目の前にすると、人間は簡単に冷静さを失います。
この日は約200ドル負けました。
でも、あの日のことは今でも鮮明に覚えています。
なぜなら私は、
イライラとワクワクの両方を味わっていたからです。
そして正直に言うと、
もし同じ状況になったら――
私はまた、
「そろそろプレイヤーだろう」
と考えてしまう気がします。

